旅の動機

自分にとって旅とは、社会勉強でもあり現実逃避。
自己顕示欲がやや強めの日常生活から一歩踏み出して、
自分のいない世界、自分が中心ではない世界に身を置いてみたい。

● 漠然と思い描いた日本一周

 中学時代弱かった地理がバイクを手に入れたことでグンと身近になり、いつしか日本一周をしようと考えていた。北海道ツーリングを経験し、「どこでも行ける」と自信を持ったのもつかの間、盗難に遭いしばらくバイクから離れることとなった。

● バイク復活…しかしタイムリミット

 ようやくバイクに復帰し、WEBサイトには日本一周の情報が溢れている状況を見るにつけ、日本一周の夢が現実味を帯びてきた。しかし遊ぶのは20代までと考えていたのだが、気がつけば30代が目の前に迫っており、実行するのは今しかなかった。

● 目標に向かう新たな目標

 WEBデザインを本業としているが、旅費を稼ぐため広告制作の仕事を始めたとき、印刷の面白さに触れ、「本を作ってみたい」と新たな目標を掲げるようになった。

● PC抱えた渡り鳥

 フリーで仕事をやっている人間にとって穴をあけられないのは当然のこと。しかしこれだけ通信環境が整ったいま、モバイル器機さえあれば仕事は可能なのではないか?と思うようになってきた。クライアントの了承も得、旅先で更新をすることとなった。

● 中断、中断、また中断

 実際に旅を開始した2003年の夏、いきなり祖父の逝去でルート変更。そして仕事による中断などを繰り返して旅の終結を遂げる。

●「点」ではなく、「線」の旅

 WEBの世界は日々進歩するもので、完結したWEBサイトを作品として残しておきたい。一周したことの充実感だけでなく、リアルタイムで日記を更新することによってWEBの新たな可能性も見つけられれば後の仕事にも大いにプラスになる。
 また、独学で奮闘していたDTPも、一冊の本を自分で自由に制作することによって基礎から学び直したい。
 日本を旅するという充実感、本を自分で出版するという達成感、これが今回の旅のテーマだ。